
歪みの強さでいうとオーバードライブ<ディストーション<ファズ とイメージするとわかりやすいです。
数ある歪みエフェクターの中でも特に個性的で強烈な歪みを作り出せるのがファズ。より過激な音を!と追及された個体なので人よりも癖のある歪みが欲しい人にはうってつけのエフェクターです。
そんなファズの中でも歴史的名機であるビッグマフを初心者にもわかるように解説していきます!
この記事のもくじ
ビッグマフって?
前述の通り、ファズというカテゴリーの歪みエフェクターです。
空間系エフェクターに定評のあるエレクトロハーモニクス(エレハモ)社の出している歪みエフェクターの中で最も過激かつ世界的にも超高評価のエフェクターです。
オーバードライブ/ディストーションを更に歪ませているので扱い方はそれらよりも少し難しいかもしれません。
というのも、歪みがただでさえ強いのにそれを強めにかけてしまうともはや原音が何だったのかわからなくなってしまうレベルで強烈な掛かり方をするんですよw
ここぞ!という時にこのペダルを踏むと物凄いインパクトを与えられますが、あくまで部分的に掛けるものであって常時かけっぱなしにしておくようなエフェクターではありません。
強烈な個性をもっているエフェクターで、世界中に愛用者がいます。
世界三大ギタリストのジミーペイジや、グランジの雄ニルヴァーナのギタリスト・カートコバーンなどはビッグマフの愛用者で有名ですね。
ビッグマフってどんな音がするの?特徴は?
元々、ファズというのは歪ませすぎると音がブツブツと切れてしまうんですよ。
強烈な歪みを持たせれるもののその音が伸びないというジレンマを抱えた、いわば諸刃の剣的なところがあったんです。
ビッグマフはそのファズが持つ欠点を解消しているモデル、と言えます。
というのも本体についているツマミ…一番右の「サステイン」というところ。
サステインという単語はギターを弾いていくうえで割と頻繁に出てくる言葉ですが、超簡単に言うと「音の伸び」です。
このサステインのツマミを回せば回した分音が伸びてくれるので、強烈に歪ませてもこのツマミさえ回してしまえばブツ切れになることもなく、気持ちの良い音の伸び方をしてくれるという超優れものなんですよね。
ファズの欠点をある種取り除いた切れ味の鋭い武器、って感じですね!
まとめ!
上記お伝えしたようにかなーりおすすめのエフェクターなんですが、そんだけ色々出来て優秀だったらさぞ高いんだろう…
と思う人もいるんじゃないでしょうか。
勿論、ビンテージのビッグマフとかになるとそれなりの値段になりますが電子製品でビンテージっていうのは正直あまり積極的に選ぶものではないような気もします。
現行品が初心者でも買える価格で出ているので、無難にそっちにしましょう。
新品価格でも12,960円で出回っていました。歪みエフェクターとしての価値やサウンドキャラクターを考慮すればかなり安価なんじゃないかな、と思います。
聴いている人に強烈なインパクトを与えることが出来ますので、手持ちの歪みエフェクターに飽きてきたときに非常にオススメできる1台です♪