
90年代の日本のバンドブームの中でも国民的人気を誇り、死後もなおフォロワーを増やし続けているギタリスト、X-JAPANのhideさんの使用しているギターについての解説です♪
私がギターを始めたきっかけもXでしたし思い入れが強いので色々書いてみますね。
hideが使っているギターは?
レコーディングなどでは59年製レスポールなどのギターも使っているそうですが、基本的にライブ等目につく場所では全て本人モデルのモッキンバードを使っています。
メーカーはFernandes(BURNY)製のもので、本人モデルは30万前後。
ただしこれはスペックが完全に同一の物の場合で、廉価版のモデルだと10万前後での購入が可能です。
現在でも普通に市場に流通してます。
画像のモデルは亡くなる直前まで使用していたアーティストモデルの中でも極めて持つのが恥ずかしいギター、イエローハートです。私もhide相当好きですがこれを持ってステージに立つ勇気はありませんでしたw
ちなみに、モッキンバードという形のギターはFernandesのモデルではなくてB.C.Richという変形ギターの製造が得意なメーカーが作成しています。
元々有名なモデルではないですが、国内でこの形のギターが流通するようになったのは間違いなくhide氏の功績によるところが大きいでしょう。
というかある程度年齢がいってる世代(30代以上)はこの形のギターを見れば間違いなくhideをイメージするであろうくらい彼のトレードマークとなっていました。
彼のモデルは複数種類出ていますが基本的に全てモッキンバードです。中には普通に見た目が落ち着いているものも存在します。
インディーズ時代からのメイン機、通称ペイント。hideモデルといってこれを思い浮かべる人も多いです。
X-JAPAN後期に使用されていたチェリーサンバーストカラーのhideモデル。まだちょっと派手ですがハート柄に比べるとだいぶ…ね?w
恐らく本人のモデルの中でも最も落ち着いた配色のナチュラルカラー。奇抜な形ですが色が普通だと違和感なく使えます。
どのモデルも木材はレスポールと同様なのでかなりhideがレスポール寄りのサウンドを追求していたことがわかります。
前期~中期くらいまではレスポール特有の太い音を音源からも聴き取れますね。後期になるとだいぶ弄った音というか、実験的なサウンドが多用されている印象です。エフェクターも飛び道具的なものが多く使われているのでギターだけで再現できる曲も限られていきます。(ただでさえXは曲数が少ないです)
本人と同モデルはさすがに気が引ける…という私のようなプレイヤーは多いと思いますが、モッキンバード自体は普通に出てますし初心者向けモデルでもよく見かけます。
参考までに見てみてください
モッキンバードの詳細はこちら
モッキンバードってどんなギター?音は?
先ほども記載していますが、本家はB.C.Rich社のオリジナルモデルです。
非対称の曲線をもち、優雅なラインが特徴です。基本的にピックアップはハムバッカーを2発搭載していてストラトのような音よりはかなりレスポールに近い音がします。
ぱっと見では無茶苦茶弾きづらそうに見えましたが、実際は人間工学に基づいた設計になっています。
と言っても立って弾くときはストラップピンの位置次第では若干のヘッド落ちがしますのでバランスのいいところを自分で探さないといけません。気に入らない点があるとすればそれくらいです。
ブリッジはレスポール同様のチューンマチックタイプのもの、フロイドローズなどのアームを搭載したもの、裏通しタイプのものなどコンセプトによって多様ですがいずれにせよザクザクとリフを刻んだりする系の曲には非常によく合うギターと思います。
モッキンバードを使うhideの映像を確認してみるとその音の太さがレスポールと遜色ないことがわかります。
私が初めてコピーしたのはこの曲ですが、曲の随所に気持ちのいいフレーズが多いのでよかったらチャレンジしてみてください。初心者が覚えておくべきテクニックのほぼ全てが凝縮されている曲とも言えます。
おすすめのモッキンバード
私が生まれて初めて購入したギターが、モッキンバードでした。リアルタイムで聴いていた世代ではないですが兎に角憧れてましたね。
こういう初心者が相当多いんでしょう、割と特殊な形であるにもかかわらず楽器屋に行けば結構見かけることが多いです。
初心者セットでもモッキンバードのセットをいくつか見かけました。別途紹介していますので気になった方は参考にしてみてください。
これは完全な主観ですが、初心者向けとして出ているギターの中ではクオリティはストラトの最安値のものとかよりは良かったと思います。お値段もその分ちょっとしましたけどね。
その中でも安価だった分をおすすめしますので、気になる方は見てみてください。