
アクティブピックアップの最も代表的なメーカーといえばやはりEMG社の物になるでしょう。
従来のピックアップと異なり、極めてノイズに強い仕様構造のピックアップで歪みの乗りが非常に良くなる魔法の様なピックアップです。
環境に左右されづらいので常に安定したサウンドを出すことが出来るのも大きな特徴ですね。
交換等は通常のピックアップよりもやや条件が付きますのでそのあたりも含めて紹介していきたいと思います♪
EMGって?
アクティブピックアップのトップシェアを誇るメーカーです。
ノイズに強く、フラットなトーンが特徴のアクティブタイプのピックアップが有名です。
所在はアメリカで前身会社の創業は1976年と、なかなか歴史のあるメーカー。
ギターは勿論ベース用のピックアップでも定評があり、極めてノイズに強いそのピックアップは激しく歪ませるギタリスト/ベーシストから猛烈な支持を集めています。
EMGピックアップの特徴
見た目は黒くのっぺりしたビジュアルが多いです。
パッシブタイプのピックアップにみられるポールピース(等間隔でついている〇のこと)はなく、平坦になっています。
最大の特徴として、EMG製のピックアップはアクティブタイプのピックアップです。
パッシブとかアクティブとか何の話だよ!?って人は下記事を読むと幸せになれます♪
パッシブとアクティブの違いについて詳しくはこちら
簡単に言うとアクティブタイプのピックアップとは
- ノイズが極めて少ない
- フラットな音質でエフェクターのかかり具合が良い
- 動作するには専用の回路(プリアンプ)が必要
- プリアンプは別途電源が必要
といった点が挙げられます。
なんといってもそのノイズの少なさは驚異的で、ハードロックやヘビーメタル等のどこまでも激しく音を歪ませるプレイヤーの中には「EMGじゃないとダメだ!」と明言している人もいるくらいです。
音質は極めてフラットで余計な脚色がされていません。
そのため、エフェクターのかかり具合も非常に良く、例えるなら化粧をしていて下地がばっちり整った状態とでも言いましょうか。化粧乗りが良い!みたいなw
こういった利点があるアクティブタイプのピックアップですが、その代償として専用の回路(プリアンプ)が必須です。
これは構造上の問題ですが、従来のピックアップは弦振動をそのまま出力しているのに対してアクティブタイプは一度低出力にしてノイズ成分を殺しています。
その変換の時にエネルギーが必要なのでプリアンプという回路を経由するわけですが、プリアンプ自体は電源がないと動作しない為別で電源を確保してあげなければいけません。
鳴らすだけで電源が必要というのは慣れてしまえば問題ないでしょうけど、最初は戸惑うかもしれませんね。
アクティブタイプの様な派手なクセはないので初心者の方ほど使いやすいと感じるかもしれません。
環境に左右されづらいのも利点の1つでしょうね♪
おすすめのEMGピックアップ
それではオススメのEMG製ピックアップを紹介します。
見た目の違いは殆どないのでどのモデルにするのか非常に迷うと思います。
ヘビー系のジャンルの人に好まれますが、それ以外のジャンルでも幅広く使えるオールマイティなピックアップをチョイスしました♪

EMG60
ハムバッカーの中でもともパワー/アタック感に優れたピックアップ。
世界中のギタリストの生の声をもとに作成されたモデルで非常に人気のあるモデル。
値段:15,552円(税込)送料無料
アクティブピックアップとしては安価な部類に入ります。
アーティスト仕様の物になると倍くらいの値段しますから…
交換する際には
- プリアンプを収納するスペース
- プリアンプ用の9V電池を収納するスペース
が必要になりますので本体のザグリ面積が狭い場合、入らないこともあるので気を付けましょう。
スペースが無い場合は自分で無理に押し込まず、素直に楽器屋へ預けることをおすすめします。
初心者におすすめの理由
やはり、ノイズが圧倒的に少ないので歪ませ過ぎになりがちな初心者の方には非常におすすめです。
私も経験があるからわかるんですが、最初の頃ってとにかく限界までギターの音を歪ませたりしちゃうんですよw
ソロで弾いているとそれがたまらなく気持ちイイんですが、やはりものには限度ってものがありますので一定量以上歪ませるとノイズがえらいことになります。
ノイズしか出ない状態になってしまうとピックアップ交換だけでどうにかなる問題じゃないんですが、「ちょっとノイズ多いな…」くらいの状態でピックアップ交換してやると一気にクリアになるので非常にオススメです♪
まとめ
如何だったでしょうか。
見た目的な特徴は薄いですが、確実な仕事をしてくれる非常に素晴らしいピックアップです。
今のギターは歪ませてるときノイズが多くて…
というギタリストには非常におすすめのピックアップです!
ハムバッカーだけでなくシングルサイズも多数発売されていますので参考にしてみてくださいね。