
ギターをしてない人でも一度は見たことのあるであろうMarshall(マーシャル)アンプについて説明してみます♪
ロックバンドのギタリストが大量のマーシャルアンプの前で弾いてる姿はやっぱりカッコイイですよね…どんな音圧なんだろうあれw
プロ仕様は勿論、自宅で楽しめるマーシャルアンプもありますので是非参考にしてみてください!
Marshallとは?
一度は見たことのある人も多いのではないでしょうか。
個人的にはロック=マーシャル、くらいの図式が成り立つと思ってます。
超スタンダードですし、歪んだ音はどうしてもコレを基準に考えちゃいますね。
イギリスのアンプメーカーで、世界中のギタリストから愛されるブランドです。
最初期のモデルは1950年代後半に発表され、以降何度もモデルを繰り返し現在も続くブランドになっています。
真空管アンプといえば!というくらいの有名どころで、ボリュームを上げることで自然な歪みを生み出します。
現在チューブサウンドと呼ばれているものは全てここから始まっていると言えるほどに広く親しまれているサウンドとなっています。
殆どの練習スタジオ、ライブハウスで見かけますのでどういうものなのかがざっくりとでもわかっていればその後のギター人生においてちょっと得するかもしれませんw
次章より細かく見ていきましょう♪
アンプの種類
マーシャルに限ったことではないですが、アンプは基本的にコンボタイプとスタックタイプと2種類に大別されます。
特にマーシャルに関してはコンボタイプよりもスタックタイプのほうが圧倒的に知名度がありますがそれぞれの利点なども見比べてみましょう。
スタックタイプ
これぞ!ですね。
大きく2つにわかれており、上のツマミが付いてるほうをヘッド、下の大きい部分をスピーカーキャビネットといいます。
(※スピーカーキャビネットというのが長いのでよくキャビと略されます)
それぞれが独立しているので音作りの幅が広く、より細かく音を突き詰めたいギタリストはこのタイプを選びます。
厳密にはヘッドの中にもプリアンプ・パワーアンプと細分化が出来ますがとりあえずヘッド/キャビの違いがわかるようになっておけば大丈夫です。
画像のキャビでは口径の大きなスピーカーユニットを4発搭載していて表記上4×12と称されます。
この4というのはユニットの数、12というのは口径のことです。モデルによってはスピーカー2発のモデルや品薄ですが6発や8発といったモデルも存在します。
ユニット数が増えれば増えた分、音も大きくなりますので自宅で使う人は注意しましょうw
ちなみにめちゃくちゃ重いです(大体30~40キロ前後)。
キャスターという車輪が付いていますが、この車輪をはずしてしっかり床につけることでロー(低音域)の出方がよくなります。
運ぶのが相当大変なので外すかどうかはケースバイケースですが…
ヘッド部分ではモデルによって複数のチャンネルが存在します。
例えば2チャンネルのヘッドだった場合は1チャンネルでクリーントーン、2チャンネルで歪みサウンド…というように独立した音作りが可能です。
音の切り替えは付属のフットスイッチで行います。多種多様な音色を使いたい人はチャンネル数も考慮するといいでしょう。
カタログスペックで〇チャンネルとか書かれてますが、ツマミが多ければ多いだけ出来ることが増えるというのがわかっていれば問題ないかと思います。
まぁ、とにかく音がでかいので自宅で使うような人は殆どいないと思いますが…
ライブハウスとかで思いっきりボリューム上げて鳴らすとむっちゃ気持ちいいですw
スタジオでも試せることが多いので弾けなくてもまず体験してほしいですね!病みつきになりますからw
コンボタイプ
スタックタイプの対になるのがコンボタイプです。
自宅用などのコンパクトなモデルが多いので初心者にも手が出しやすいのはこちらのタイプでしょうね。
小さくなってもマーシャルサウンドがウリですから、自宅でも気軽に迫力のある音を楽しむことが出来ます。
音を作りこむツマミの部分がヘッド、スピーカーは基本的に口径の小さいものが1つか2つ搭載されています。
スタックタイプを1つに凝縮している、というイメージですね。
自宅用と売り出しているモデルに関してはさらにヘッドフォンジャックもついているので、日本の住宅事情をしっかりと考慮してくれているモデルが多いです。
稀に練習スタジオなどでも置いてる事があります。
Marshallの代表的モデル紹介!
歴史が長いメーカーなので代表的なモデルや、ミュージシャンのシグネチャモデルも数多く存在します。
オールドマーシャルはかなり高価ですが、現行品は初心者の方でも使う機会があるはずなので軽く紹介しておきますね♪
JCM800
この上なくシンプルなマーシャル、JCM800です。1チャンネル仕様で、ボリュームを上げると歪みますがそれとは別でゲインのツマミもしっかりあります。
多機能というにはちょっと心許ないモデルですが、余計な回路を搭載していないので音の図太さは他のモデルを圧倒します。
各音域のつまみも反応が素直なので初心者が最初に使うモデルとしてはいいんじゃないでしょうか。
勿論、プロでも愛用者が多いアンプで世界中でベストセラーになっているアンプです。
JCMシリーズですが、基本的に数字が増えていけばそれだけ多機能になると考えてよいです。
最上級モデルはJCM2000と呼ばれるモデルですが、実質チャンネル数くらいしか大きな違いはないので好みでいいんじゃないかと。
マルチチャンネルの方が個人的には使い勝手がいいと思うんですけど、800のシンプルさもウケる要因となるのも分かります。プレイスタイルに応じて、という感じでしょうか。
JCM900
JCM800の派生モデルととらえて問題ないでしょう、JCM900です。
基本的に練習スタジオに置いてあるのは800か900のどちらかが多いです。
こちらは実質2チャンネルで歪みとクリーンとで使い分けが可能。
結構深めの歪みまで作れますので、実際の音も聞いてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ロックの定番のマーシャル、バンドを組んだりするとほぼ確実に使う機会がありますので余裕がある人はコンボアンプくらいだったら買っても後悔はないと思います。
家でもそれなりの質の音で練習するに越したことはないですからね。
初心者セットでは付属してないことが多いので最初から手に入れるというのはあまり現実的ではない部分もありますが、余裕があればくらいで捉えておけばいいかなと思います♪