
エレキギターを弾くうえで絶対に切り離せないポイントがいくつかありますが、今回はその中でもシールド(ケーブル)についてお話したいと思います。
ないとダメなもので、しかも音質もこれだけでだいぶ変わりますので初心者必見です!
シールドとは
ギターから出た電気信号をケーブルを媒介してエフェクターやアンプという機関へ出力をする、というのが基本的な流れです。
要するにケーブルなんですが、そのケーブルの質によって送信される電気信号の量などが異なります。
高品質のケーブルになると原音を限りなく忠実に出力しますが、低品質のものになると送信量も制限されます。
また、一部のケーブルでは信号に独自のエッセンスを加えることで出る音を太くしたり煌びやかにしたりと各社がしのぎを削っている感じですね♪
値段は当然品質に比例しますが、ある種これも好みの部分だったりしますので高いから良いというわけでもありません。
素材も複数あるので人によって好みがわかれるところですね。
何を基準に選べばいいおすの?
人によって重視するポイントは多々あると思いますが、最低限見ておきたいのは
- 音質(忠実度・劣化しやすさ)
- 素材(長さ・柔軟性)
- 値段
それぞれ細かく見ていきましょう。
音質(忠実度・劣化しやすさ)
大原則として、如何に音を劣化させずに送信するかが大事です。
当然ながら100%忠実に送信というのは難しい、というか何かしら媒介させた時点で100%なんてあり得ないですがそれでもどれだけ音質が劣化するのか?という点です。
これは素材によってだったり、長さだったりで変わってきます。他の項目は全てこの音質に直結すると考えて問題ありません。
素材(長さ・柔軟性)
一概には言えませんが、シールドが長くなればなるほど、音質は劣化します。
平均的には3mもあれば十分な長さです。
自宅練習だともてあます可能性すらありますね。その場合1mとかでも全然いいと思いますが。
それ以上の長さになると大きな会場でライブをやるような場合にしかまず使わないです。
私も過去2000人クラスのハコでライブをしたときに10mのケーブルを買いましたがマジで劣化がひどかったですw
素材は曲げやすさ等、音質面よりも扱いやすさという点で考慮しましょう。
ほどよく撓むケーブルで、変な形がつきにくいものが良いです。
※よっぽど安価じゃない限り問題ないですのでご安心ください。
また、金属パーツの部分(ジャック)もしっかりした金属かどうかも重要です。
詳しくは後述しますが、ここが緩いと芯がどれだけ良くても無意味になりうる部分です。
値段
で、それらをトータルで判断できるのがシールドの値段です。
1万円を超えてくるようなシールドもありますが初心者のうちは必要ありません。
大体1000円~5000円くらいの間であれば問題のないものが購入できるかと思います。
なるべく色んなメーカーを試すのがいいですが、ネット上のレビューなども結構参考になりますので見てみてくださいね♪
おすすめのメーカー
これまで私は計10社くらいのシールドを使っては替え使っては替え…としてきました。
コスト的にも音質的にも満足がいくもの、個人的なおすすめだけでなくレビューも参考に厳選したメーカーを紹介します!
ベルデン
初心者~プロまで、これぞスタンダード!なシールドケーブルです。
ケーブル部分は世界トップシェアのケーブルで、ジャックはスイッチクラフト社のものを使用。
スイッチクラフト製のジャックは軍用規格で使われたりするような相当な信頼度を誇るものです。
個人的にも今まで使ったケーブルの中で一番好きですね。
音質は癖がなく、コスト的にも安価な部類に入ります。
CAJ(カスタムオーディオジャパン)
こちらも評判の良いメーカーです。
原音再生の忠実度では断トツで1位です。それくらい音質がピュアです。
素材も固すぎず柔らかすぎないケーブルに、ジャック部はスイッチクラフト製。入っている袋もおしゃれで高級感がありますw色々持ち運ぶ時に便利でした♪
初心者の時に使うと違いが分かりづらいんですが、他の色付けをするケーブルを試した後だとはっきり違いがわかります。
使用者も多いですし、クセがないのはいいですね♪
まとめ
最初は初心者セットについているケーブルでも別に構わないと思います。
音は出るので。
ただ、やはりたたき売りに近いような質のケーブルっていうのは断線しやすかったり変なかたがついてたり、音質がマズかったり…と難点は多いです。
入口と出口の役割を持っていますので重要度は高いです。
あまりにも高すぎるケーブルや色付けをしすぎるケーブルはおいおい試すくらいでいいと思いますが、最低限のクオリティのケーブルには早い段階で移行したいですね♪